2002年9月22日/川野里子
9月7日の『未知の言葉であるために』批評会にお越しくださって有難うございました。当日は、予想よりはるかに多くの方がご参加くださいました。いろんな形でいろんな方々が声を掛けてくださり広がっていった会でした。こんな事ってあるんだなあ、と驚きつつ望外の幸福と感じています。評論集の批評会というあまり例のない会でしたが、非常に密度の濃い充実した時間を共にすることができました。準備くださった幹事の米川千嘉子さん、梅内美華子さん、藤室苑子さんにはあらためてお礼申し上げます。はるか、九州、京都、名古屋からご参集くださった方々の情熱に心打たれつつ、ご参加くださった皆様おひとりおひとりに心より感謝申し上げます。(参加者くださった方々)
さて、批評会を終えて、熱くなっていた頭を冷やすのにずいぶん時間が掛かってしまいました。密度の濃さに追いつけず、どのようなご意見が出たのか、細部を聞き逃してしまった憾みもあります。何人かの友人との電話もけっこうな長さに及び、批評会後の批評会のようなところに発展していきました。それも含めて幾つか印象に残ったご意見を紹介しつつ私自身の感想を記したいと思います。
また、このご報告は、順序立てて批評会の模様を記録するのではなく、私自身があの本で何を書いたのか、書きたかったのかという意思表示のようなものでもあります。批評会でのご意見の受け取り方には我が儘もズレもあるかと思います。ご遠慮なく掲示板やメールでご指摘いただければ嬉しいです。
またこの批評会については、加藤治郎さんのホームページ「鳴尾日記」、また吉野裕之さんのホームページ、また俳人の五島高資さんのホームページに紹介されています。