歌集「太陽の壺」

著者: 川野里子 発行: 砂子屋書房

 

童話的な連作や未発表作品で構成した前半、心のありかを探りつつ死や愛をテーマにした後半。母とは何かという、テーマに新しい角度から挑戦してみました。

 

 収録されている短歌の一部は、短歌のページ に掲載しています。

 

この本についての書評(03年5月16日現在)

「伝承文化で現代照らす...」

読売新聞2003年1月24日(伊藤一彦)

「妖怪的世界、お伽噺的世界との交差」

週刊読書人2003年2月21日(穂村弘)

 毎日新聞2003年1月19日(新刊紹介)

「変生によって照らす現実の重み」

「かりん」2003年2月号時評(渡辺松男)

「古典と現代の間を自由に行き来する作品」

「短歌現代」03年2月号(俳壇 櫂未知子)

「川野のうたの特徴は、何からも自由な言葉で詠っていることだ。

「短歌」03年4月号(ほんのページ 江戸雪)

「家族を詠い、社会を詠いながら、世界は静かな広がりを見せる」

「音」03年4月号(書架 関泰子)

「この世のちょっとした暗部を覗く。」

「コスモス」03年4月号(気になるホン、ほん、本 大松達知)

「大幅な字余りの破調が象徴する「うた」と「世界」への違和感」

「短歌朝日」03年5,6月号(話題の歌集 佐伯裕子)

「集会のお知らせの壁に黄ばむ駅けむりのやうに汽車を降りれば」

「NHK歌壇」03年4月号(巻頭秀歌 佐佐木幸綱)

「未知の世界を探る」

「ミューズ」03年新緑号 (佐伯裕子)

「名を呼ばれ息子が立ちぬその名もていつか死ぬのか弥生のひかり」

「東京新聞」03年3月28日(けさのことば 岡井隆)

「樋口一葉またの名を夏まつすぐに草矢飛ぶごと金借りにゆく」

「東京新聞」03年4月27日(わたしの愛唱歌 小島ゆかり)

 「毎日新聞」03年4月9日(詩歌の現在、私の3冊 酒井佐忠)

「故郷と世界の両方に目を向けている」

「朝日新聞」03年4月20日(文芸リポート短歌 伊藤一彦)