短歌に限らず森羅万象、おりに触れての物思いを書いていきたいと思います。
メールで掲載の許可を頂けたものはここに載せていきたいと思いますのでどうぞよろしくお願い致します。
テスト中です。 / 大工事完了です! / 罪と罰 / じばづげ。 / 漆原木虫 / おそるべき「短歌史」 / シジミしみじみ / 交通安全世界の願い・・・・
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2008/8/21
今、下北沢です。うーん、久しぶり。カルチャーのレベル高い街ですね-。しみじみ。
なんせウチの近くって、雑木林と建設中の小さな家ばかり。カフェさえありませんもんね。この新しいホームページの更新の方法を習いに来ているところです。
2008/7/28
「頭は大丈夫ですか?」という暑中見舞いをいただきました。
もちろん頭はとっくにやられていますが、しかし!なんと!ホームページの大改築が完了しました!
いやあ、大変な作業でした・・・。と言いたいところですが、実は私もこの大改築ができあがってある日びっくりしたのでした。
CogniTomの河村さんが最新の技術を駆使して作り上げてくださいました。
ページをめくるように文字が読めるようになりましたし、いろいろ見えないところにも最先端の技術が積み込まれています。
じゃあ、その間、川野はなにをしていたのか!・・・・・。
えーと、昼寝に、散歩に、無駄遣いに、無駄食いに、しかし実のところ、ほとんど家にはいられない生活でした。
今月家族に食事を作れたのはまだ7日間。時間との戦いが続きます。
新しい読み物を3点、罪滅ぼしに入れました。
まだ頭が大丈夫な方はご覧くださいませ。
2008/6/30
今日は私の所属している歌誌の発送日。でも「篤姫」の日でもあって、気はそぞろ。終わるやいなやいそいそと帰って、見ました見ましたよん。
●何しろ家定さまが素晴らしい!!この前まで世の中にはパイレーツのジャック・スパロウしか男はいない!と思いこんでいた私ですが、この頃その堅固な見解も揺らぎに揺らいでいます。
●高い視聴率を取っているらしいですが、家定さま亡き後の幕府の行方より、視聴率の急落の方がよっぽど心配。ここはひとつ、NHKも史実に囚われず、家定さまが大政奉還したことにすべきです。だいたい大政奉還なんて誰がやったって同じ。何事も柔軟さが大事です。
●ジャック・スパロウか、家定さまか・・・・・。一人にはとても決められない私。何て罪な女! ...ところで先ほどからゴキブリが一匹、ホイホイハウスのなかで死にきれずもがいています。これって私の化身にちがいなし。甘んじて罰をば受くるべし。
2008/6/19
昨日、柴漬けの破片が目に飛び込んで目で味わった柴漬。じばづげ・・・って感じ。
●私が所属している「かりん」での30周年記念号の編集が終わって一息。やたら眠くていろいろ細かい原稿やら用事を忘れてしまいます。昨日3件、今日2件。やるべきだった仕事をポイしてしまって迷惑をかけてしまいました。ごめんなさい。
●ところで届かないメールがあるようです。迷惑メールの方にも飛び込んでいないので、サーバのレベルで弾かれているのだと思います。もしそういうことがありましたら、お知らせ下さいませ。(どうやって?う〜〜ん・・・・)。今対策を検討中です。
2008/6/8
昨日はずいぶん久しぶりのオフ。近くの千葉市美術館に出かけて拾い物をしました。
●以前にも書いたことがあると思いますが、身近な場所に研究員と所蔵品をきちんと持っている美術館があるというのは本当に素晴らしいことです。所蔵品を持たない、ハコモノ美術館だらけの日本。コンクリート使うためだけの「文化事業」のなんという虚しさ。専門性の高い小さく身近な美術館は貴重です。
●浮世絵が専門の我が町の美術館。昨日は「インドネシア更紗のすべて」を見にいったのですが、別のフロアでやっていた所蔵品の展示も良かった。そこで出会った漆原木虫という明治から昭和初期の版画家が大変興味深い人でした。
●19歳から20年ほどをイギリスで過ごしますが、彼の版画技術が欧州の版画をずいぶん支えたようです。そして彼自身の作品「糸杉」は素晴らしい!あれは日本文化が培ってきた空気そのものだと思いました。
●江戸版画が培った高度なテクニックと様式性、美、は近代に至ってさまざまな展開をしてゆきますが、最終的には消えてゆきます。浮世絵のテクニックはヨーロッパの美術に深い影響を与えますが、そのスピリッツはどうであったか。浮世絵の美には浮世絵にしかないスピリッツがあって、それは遂に生き延びることができなかった。浮世絵絵は江戸、あるいは日本という場のフォークロアであるほかなかったのか。
●さまざまな民族が抱える高度な文化がその高度さゆえにそのスピリッツはその場の衰亡と運命を共にしています。浮世絵の運命はあるいは短歌の運命であるかも知れない、と感じることがあって、それは何故だろうかとも思うのです。
●先日の収録でアーサー・ビナードさんと詩歌は国境を越えるか、という話が中心となりました。その後、いろいろと思い続けていることと重なり、この版画家についてもっと知りたいと思いますが。
2008/6/3
夕ご飯の大根煮ながら、ご飯炊きながら、アサリ達に死ぬ覚悟をするように説得しながら、電話を時々受けながら、今日絶対締め切りの原稿を書いているところ。
●しかし、この煩忙の時間に、とある歴史に関わる重大な異変が出現したのでご報告。今、「たんかし」と入力して変換したら「啖呵史」と出てぎゃ〜〜。次に「担架史」でおおっ!。そしてついに「炭化死」。
ん〜〜〜。しばし考え込んでしまいました。
またね。
2008/5/28
老眼鏡かけてシジミ汁を食べる今日この頃。みなさまお変わりございませんか?
●う〜ん、あまりにもいっぱい書きたいことがあって書けない。いわば狭い出口に話題が殺到してドミノ倒しになった状態ですね。そんならさっさと書け!と思いますが、それがなかなか・・・。
●「NHK短歌」のゲスト、4月は『西行の風景』の桑子敏雄さん、5月は『万葉集の発明』の品田悦一さん、ととても充実した方々に来て頂けました。時間が足りない、話はこれから、と毎回思います。収録前後の話題の方が番組より濃いのはもちろんです。
●6月のゲストは詩人のアーサー・ビナードさんです。母国語は英語ですが、日本語での詩はすでに高く評価され、数々の賞を受賞されています。言葉は国境を越えるし、母国語は運命ではない!のです。これは私にとって大変新鮮な驚きです。収録を大変楽しみにしているところです。
●先日、とある大学の理工学部で短歌のお話しをする機会を頂きました。その後のメール、動物心理学の学者さんが、「レッサーパンダを見たみたいに珍しくて楽しかった」と書いてくださいました。歌人ってそんなに愛らしくないけど、なんか嬉しい。
2008/4/17
いつまで冬眠するつもりかあ!とっとと起きてページの更新せんかい!という温かい往復ビンタのような励ましを続けざまに頂きました。かたじけなし。では、繋ぎの一席を。
●「うるさい日本の私」(中島義道)という本がありますが、ほんと、とにかく日本は言葉が多すぎる。今日もバスで帰る途中道で見かけた標語。
●「春の全国交通安全運動実施中!」(だから何?)。
「注意一秒怪我一生」(結婚する前に言って欲しかった)。
「反射板つけてあなたを光らせて」(拍手!笑!)。
「一度だけ一杯だけが事故のもと」(一度だけ一回だけが事故のもと♡)。
「手を繋ぎ助け励まし明るい家庭」(何の宗教?)。
「危ないよカーブでタイヤ泣く速度」(こういう人って標語見るの?)。
「ルールを守って我が身を守れ」(なけなしの貯金守ってわが身を守れ)。
「無理しない用心深さも年の功」(何歳以上から?)。
●とまあ、素晴らしいお言葉の大洪水ですが、私が選んだベスト1。
「自分で守ろうこの命車ばかりが悪くない」(?!!!)。
先進諸国の中で、一向に交通事故が減らず、年間の交通事故の死者数は、そんじょそこらの戦争なんかよりずっと多い日本。道路計画はめちゃくちゃ。特に市街地や住宅地の道路の悲惨さは目に余る。で、自分の命は自分で守れ、ですか。そういえばこの標語の近くにありました。
「みんなで守ろう尊い人権」。
お粗末。